掲載日
2022.06.20
R3オープンイノベーション
過疎地域の課題解決を目指す新スマート物流の取組
掲載日
2022.06.20
美祢市では、人口の約44%を高齢者が占め、小規模な集落が広く点在する中、商店や飲食店も少なく、日常の買い物など生活利便性の維持が求められています。また、運送業界では、人手不足や採算性から特に過疎地域での配送維持が課題となっています。
そこで、ラストワンマイルの輸送手段にドローン配送を組み込み、地上輸送と連結・融合する新スマート物流システムを導入することで、買い物代行や災害時支援、医薬品配送等を行う仕組みをつくり、物流の最適化を目指す実証実験に、民間企業と行政が協働して取り組みました。
■プロジェクト名
令和3年度デジテック・オープンイノベーション採択事業
■プロジェクト参加会員
株式会社エアロネクスト
セイノーホールディング株式会社
美祢市
■プロジェクトの進捗
配送拠点から数キロ離れた3か所の配送スタンド(集会所)にドローン配送を実証。地元弁天池の名水で淹れたコーヒーや、市内スーパーの食料品などを地域住民に届けました。実証前のアンケートでは6割の住民がドローンの飛行に対して不安と回答しましたが、実証後は3割となるなど、社会受容性の向上についても成果が見られました。