掲載日
2023.03.31
R4オープンイノベーション
下関市におけるドラレコデータを活用した道路インフラ維持管理の最適化
掲載日
2023.03.31
下関市の中山間地域においては市道の総延長距離が長く、効率的に維持管理を行うことが出来ないため、道路品質の維持が難しいという課題が顕在化しています。
地域の民間企業の車両に搭載されたドライブレコーダーのデータを活用し、AIが自動的に道路損傷を検知することで、下関市内の舗装道路状態を定量的に評価します。さらに市内5地域で実施されている既存の維持管理業務をデータに基き再評価することにより、業務の最適化に向けた検証を民間企業と協働で取り組みました。
■プロジェクト名
令和4年度デジテック・オープンイノベーション採択事業
■プロジェクト参加会員
三井住友海上火災保険株式会社
八千代エンジニヤリング株式会社
下関市
■プロジェクトの進捗
三井住友海上のドライブレコーダーが取得する道路映像データと、AI画像分析技術を組み合わせることにより、道路損傷個所を自動的に検出し、損傷の大きさを推定・分類することで優先度を評価しました。
3か月間の検証の結果、民間企業のドラレコデータを活用することで、効率的に舗装状態を把握できることを確認(カバー率73.3%)しました。