宇部市小野地区では、山中に生息するサル等の獣が一年中頻繁に畑や民家に降りてくるため、その対策に苦慮しています。猟友会が中心となって罠を設置したり駆除したりしているものの、目撃情報がデータ化されておらず、過去の経験をもとに、その都度対策を行っているのが現状です。
そこで、個人会員が、サルの出没情報の収集・データ化を行い、効果的に罠の設置場所や見回り場所の検討に役立てるため、マップ上に目撃情報を登録でき、データ蓄積を行うサイトの開発に挑戦しています。

■プロジェクト名
獣害マッププロジェクト

■プロジェクトメンバー
宇部市小野地区
個人会員

■プロジェクト開始年月
2023.01

■プロジェクトの進捗
2022年10月に開催された、宇部市小野地区の地域課題の解決に挑戦するハッカソンイベント「エンジニア・キャンプ YAMAGUCHI」において、サルを目撃した場所で写真を撮って投稿することで地図上に表示させるサイトの試作品が開発されました。
このサイトを、獣害対策のために実際に地域で使えるものにするため、個人会員５名が、地域住民の方と意見交換しながら開発を進めています。

●開発内容
マップ上の目撃箇所にピンを置き、投稿することで、目撃箇所の可視化やデータ蓄積を行うことができるサイトを開発中。期間別の表示や個体・群れの別、時間帯など、今後の対策に必要なデータを収集するとともに、地域住民の方等が気軽に投稿できるよう、わかりやすく使いやすい仕様を検討中。

●進め方
①地域住民の方等と意見交換
②課題を整理し、可能な開発を行う
③①②を繰り返した後、小野地区で試験的に運用
④獣害対策の効果が見込まれたら引渡し

■各種リンク
●エンジニア・キャンプ YAMAGUCHI（note）
https://note.com/digitech_ymg/m/m7aef4667bd7c
●活動報告会（動画）
https://youtu.be/-zOGXSH2olo
01:14:19 エンジニア・キャンプ YAMAGUCHI
01:29:12 獣害マッププロジェクト​