人流データの取得・公開による、市や市内事業者等のデータ活用

防府市商工振興課様より防府駅周辺の活性化に向けて、市や市内事業者等がデータに基づいた施策検討ができるような仕組みを実現したいと相談がありました。そこで、駅周辺の人流データを取得し、取得した人流データの可視化ツールとしてY-BASEのICT環境“Y-Cloud” の活用を提案、”Y-Cloud”の貸出を実施し円滑なデータ可視化・公開を支援しました。

相談者 防府市 商工振興課
カテゴリ 地域課題解決
相談に至った経緯 まちなかの人流を調査するにあたり、データの取得方法や取得したデータの活用方法等についてアドバイスをいただきたいと思い、相談しました。
最初に、解決したいと思っていたこと 市内事業者やまちなかでの出店希望者等に活用いただくために、デジタル技術を活用してどのようなデータが収集できるか情報を得たいと思っていました。
DXコンサル中に実施したこと ・人流データ利活用事例の収集
・目的に適した人流データの種類、計測方法の検討
・収集した人流データの利活用方法の検討      等
DXコンサルで実現できたこと・それによる効果 目的に適した人流データを取得するため、AIカメラによるデータとスマートフォン等の位置情報から取得した来訪ログデータの2種類を活用した計測方法を選定することができました。
Y-Cloudを利用してまちなかを訪れた方の数やその特性を可視化できるダッシュボードを作成し、公開しました。
DXコンサルを通じて感じたこと 目的・ゴールの具体化、適したデータの取得方法、データ可視化の手法、情報発信の方法と、コンセプト設計からアウトプットまで、ひとつひとつアドバイスをいただきながら課題を整理し、事業計画を立て、取組むことができました。
今後の展望 防府市創業・交流センターにある防府市中小企業サポートセンターにおいて、人流データを活用した商圏分析、マーケティング、販促の最適化等の効果的なアドバイスを行い、創業者を含めた事業者のまちなかへの出店及び市内事業者の成長発展を促進していきます。
Y-BASEデモ展示 防府市様が本プロジェクトで収集したAIカメラデータが山口県オープンデータカタログサイトに掲載されています。(https://yamaguchi-opendata.jp/ckan/dataset/352063_traffic_d)

Y-BASEは当該オープンデータを活用しWebGISプラットフォームの「Re:Earth」にて可視化、クリスマス時のイベントや年末年始の人流傾向・イベント効果等をRe:Earth上で分析できるようなデモ展示を公開しています。

「ルルサス防府 クリスマスイベント」開催時期
https://hofucity-christmas.reearth.io
「防府読売マラソン」開催時期
https://hofucity-marathon.reearth.io
「年末年始」
https://hofucity-newyear.reearth.io
「通勤時間帯」
https://hofucity-station.reearth.io

【閲覧手順】
①任意の上記URLにアクセス
②画面中央下の日時が設定されている右三角矢印を押下することにより時系列シミュレーションを開始
③画面左下の右矢印を押下することにより、ストーリーを切り替え可能

※データ取得時間は7時〜18時
※データ取得箇所は防府駅周辺の10箇所
その他詳細は以下に記載されています。
https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/soshiki/24/jinnryuuchousajisseki.html