データの可視化による安全運転啓発活動

県内外のバイクライダーが集結する「山口バイクフェス」が毎年開催されており、相談者のレンタックス様は当該イベントの実行委員を担っておられます。今年度のイベントでは来場者に「データをもとに安全運転を啓発していきたい」というご相談をいただき、山口県での交通事故実績データを可視化して、イベント当日にデモンストレーションすることをご提案、そしてダッシュボード構築ハンズオンをご支援しました。

相談者 有限会社 レンタックス様
カテゴリ 地域課題解決
相談に至った経緯 昨年度、Y-BASEイベントとして開催されていた「ラーメン×Tableau」のワークショップに参加して、弊社でもTableauを活用したデータ活用を実現できるのはないかと考えました。
最初に、解決したいと思っていたこと 弊社はイベント企画・運営をメイン事業としていますが、その中で自身が毎年、実行委員の一員として開催している「山口バイクフェス」において、データを活用した安全運転啓発活動を実現できないかと考えていました。
最初に考えていた不安なこと データを活用して安全運転啓発をしていきたいというざっくりした思いはあったものの、どのようなデータを活用して、どのようなツールでどのように分析をしていけばよいかの検討がついていませんでした。
DXコンサル中に実施したこと 安全運転啓発を目的とし、オープンデータを活用をして、当該イベントの参加者に対して視覚的に啓発する手法をコンサルティングいただきました。また、Tableauを活用した交通事故データのサンプルダッシュボード作成ハンズオンを受け、自身のノウハウを蓄積しました。
DXコンサルで実現できたこと・それによる効果 山口県オープンカタログサイトに掲載されている「山口県の交通事故データ」を活用して、イベントに参加いただくバイクライダーに向けて安全運転を啓発できるようなデータ可視化ダッシュボードを構築しました。イベント当日は参加者に対して、県内で二輪事故がよく起こっている場所や時間帯等を紹介することによりバイクライダーの皆さんに交通安全をより意識していただけるような取り組みを実現できました。参加者の方々からは「話を聞いて、想定外のところで事故がよく発生していることに気づけ、一層安全運転に配慮しようと思った」などの声をいただけ、安全運転に対する考えを見直すきっかけとすることができました。
DXコンサルを通じて感じたこと Y-BASEのイベント参加をきっかけに弊社業務でデータ活用の取り組みに至れるまで、当初は想定もしておりませんでしたが、Y-BASEのDXコンサルタントの方の丁寧なコンサルティングのおかげで、自社でもデータ活用の取り組みができるということを実感しました。
今後の展望 今回の取り組みは弊社として1つステップアップができた取り組みでした。この経験をもとに今後ともデータやデジタルを活用した取り組みを実施していければと考えております。また、次年度も「山口バイクフェス」の開催が決定しておりますので、その際にも何かできないか今後とも検討していければと思います。