360度カメラとVRゴーグルを活用した建設現場体感DX

実際の建設現場に行かなくても現場を体感できるようにしたいとのご相談がありました。そこで360度カメラとVRゴーグルを貸出し、現場での360度映像の撮影検証を実施いただきました。その映像をVRゴーグルで閲覧することで現場に行かなくても臨場感をもって現場を体感できるコンテンツを作成しました。

相談者 一般財団法人 山口県建設技術センター様
カテゴリ 業務改善・変革
相談内容 ・実際の建設現場に行かなくても、いつでも誰でも建設現場を体感できるようにしたい
支援内容 ・360度カメラとVRゴーグルの組み合わせにより、現場感覚を醸成するコンテンツを提案
・360度カメラとVRゴーグルの使用方法レクチャーと無償貸出
相談に至った経緯 VR教材を活用した研修業務の充実を図りたいと考えていましたが、何から手を付けてよいか分からなかったため相談しました。
最初に、解決したいと思っていたこと 建設現場で実施する技術研修の制約や課題を軽減し、研修受講機会を確保したいと思っておりました。(立入可能な現場確保、現場作業や安全に配慮した見学者動線の確保、現場への移動時間の拘束、天候等による中止、開催日に参加できない希望者へのケア)
最初に考えていた不安なこと 漠然とやりたいこと(VR教材の作成)を想像していましたが、撮影機材の選定や操作方法、実際にどの程度の品質(臨場感・没入感・画質など)が実現できるのか、また、そのコストはどの程度なのか、更に専門業者への外注が必要なのかを不安に思っておりました。
DXコンサル中に実施したこと 360度カメラの貸出を受けて、職員自ら、複数の建設現場などで写真や動画を撮影しました。また、撮影した素材を、VRゴーグルで確認しました。
DXコンサルで実現できたこと・それによる効果 ヒアリングを通して、解決したい課題が何かを改めて整理・確認することができました。その後、撮影~視聴のトライアルによって、どのような方法であれば、どの程度の課題が解決できるか検証することができました。
DXコンサルを通じて感じたこと 解決したい課題を丁寧に聞き出して、様々な対応案を中立的に提案いただきました。終始、相談者側の意志を尊重した形で打合せしていただけたので、焦らずに検証することができました。
今後の展望 検証結果をふまえ、専門業者への外注を行わず、必要と思われる機材を購入し、実業務で使用するVR教材を作成する予定です。