データのデジタル化/利活用から始める「店舗まるごとDX」

お客さまのお悩みを解決すべくオーダー商品のお取り扱いのため、一人ひとりに寄り添った接客が重要。しかし、複数の紙台帳が存在。データの一元管理ができていないため、共有も難しく、お客さま情報を探すのにも一苦労。今回、店舗改装を機に、店舗業務のDX化を決意。まずは顧客管理のデジタル化からスタートし、その結果スタッフも含めた接客の向上にもつなげることもできました。今後も「店舗まるごとDX」を目指していきます。

相談者 株式会社中央寝装様
カテゴリ 業務改善・変革
相談内容 ・お客様情報のデータが紙も含み、様々な方法で保存しているため、探すのが大変
・顧客情報のスタッフ間共有が難しい
・デジタルで顧客のライフサイクルに寄り添ったお店を実現したい
支援内容 ・保有データ、業務フローをヒアリングし、運用想定しながら要件整理
・店舗全体の業務からデジタル化における新たな運用方法と優先順位を提案
・要件を満たすツールのリサーチ、パートナー企業の紹介と補助金紹介
・新たな運用方法・業務フローの支援
・ツールの実証及び導入支援を実施
相談に至った経緯 元々DXを進めないといけないと思っていたけど、何をしたらいいのか、何から手を付けたらいいいのか、モヤモヤしていました。日本政策金融公庫の担当者の方からY-BASEを紹介していただき、まずは施設見学を予約。DXの相談するのに敷居が高い(課題の準備や用語がわからない)と思っていましたが、実際相談してみると全然違い丁寧にわかりやすく教えて頂き、毎回の打合せが楽しかったぐらいです。
最初に、解決したいと思っていたこと 具体的には特にありませんでしたが、初回にDXコンサルタントの皆さんとお話して整理すると、「もう一店舗展開する」という目的が明確となりました。そのために何をするべきかをDXコンサルタントと打合せを行い、顧客管理の検討が必要と気づきました。心の中では思っていたのかもしれませんが、話の中で課題整理をしてもらうことで具体化できました。
最初に考えていた不安なこと 最初は、DXという言葉すらアレルギーでした。具体的なツールの名前は分かっていても、使えるのか?途中でわからなくなるだろうな...という不安がありました。実際にDXコンサルタントと一緒に業務を整理した上でクラウドサービス(営業支援ツール:cyzen)を使ってみると、実業務を見直すことで十分に活用できることがわかりました。
DXコンサル中に実施したこと 業務の可視化、データ整理、紙カルテなどの運用ルールの検討・整理を行いました。
紙カルテの移行にはデータ整理をが必要と実感しカルテなど記載にもルールなど決めないとダメだと改めて感じました。また、日々忙しく自社の振り返りが中々できない状態だったので、業務整理することができました。
また、クラウドサービス(cyzen)を活用するためにスタッフと議論も重ねました。最初紹介したとき、とても喜んでくれました。スタッフも接客したかったけど、難しいのもあってなかなか相談できなかったみたいだったんです。たくさんの意見を出してくれるようになりました。
DXコンサルで実現できたこと・それによる効果 お客さまの情報共有も可能になったことに加え、スタッフが安心して仕事ができる環境の整備・モチベーションの向上につなげることができました。
また、今まではPCがあるところでしかお客様情報の確認・入力ができませんでしたが、ipadを使うことで、店舗内のあらゆる場所でお客様の情報を確認できます。それによってお客様と接客時間も大幅に増えると考えています。顧客データの整理ができたことで、次回来店依頼の案内通知が簡単にできるようになりました。
DXコンサルを通じて感じたこと 是非たくさんの方々のY-BASEに相談してほしいです!自分たちに当てはまらないと思っている方もおられるかと思いますが、とても良かったので、ぜひぜひY-BASEを活用して欲しいです。費用面についても、ツール導入に向け該当する補助金があれば、少しでも費用面での負担を減らすように紹介もしていただきました。Y-BASEの良さを伝えるために、まずは、弊社はcyzenを活用して、結果を出していきたいと思っています。
今後の展望 顧客情報の整理は「初めの一歩」と考え、セール情報などのマーケティングへの活用やデジタル会員証など更にデジタル活用した取組をさらに進めていきたいと思います。
お布団だけにとらわれず、「睡眠」に着目して、もっと幅広く、お悩みに寄り添っていくお店にしていきたいです。